石川県内では2箇所目の下水道終末処理場、脱水機までの汚泥供給配管を薬品で洗浄しました。
作業箇所
「今にも配管が詰まり、運転が停止しそうだ」との問い合わせにより、12月の他の下水道終末処理場の薬品洗浄が終了した早々、引き続いて今年の1月に薬品洗浄する事が決まった。
今回は消化タンク後の消化汚泥引抜管とは違い、汚泥を脱水機まで送る配管の薬品洗浄となった。
作業内容
配管距離も長いことから、ポンプの吸込部200Aの配管廻りの系統とポンプから脱水機までの総距離85mの100Aの配管系統の2系統で洗浄を行うことにした。
消化汚泥引抜管とは違い、汚泥の柔らかい物、毛など繊維質のものが多いことが予想されることから、まずは高圧洗浄でMAP表面の汚れをある程度落としてから薬品洗浄へと工程を変化させて行った。
感想
配管途中に設置されている流量計や濃度計が100Aから80Aなどに口径が絞られており、そういった部分的な場所で詰まりが発生しており、その場所でMAPの形成が多く見られた。直管の部分はそれほどMAPの形成も少なく、当初予定していた薬品使用量の配分を途中で変更し、MAPが多く付いている部分の薬品量を増やすように変更して対応を行った。
作業風景
某下水道終末処理場 ![]() |
搬入風景 ![]() |
配管内部状況 ![]() |
流量計付近の内部から ![]() |
洗浄前の配管状況 ![]() |
洗浄後の配管状況 ![]() |
薬品洗浄循環回路 ![]() |
JAB工法も併用 ![]() |
高圧洗浄風景 ![]() |
薬品洗浄風景 ![]() |