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事業紹介-工事・洗浄 給水管洗浄

学校等の公共施設やマンション等の集合住宅の貯水槽は、年に1回以上の清掃が義務付けられています。それに繋がる水道管をクリーニングしないのは汚れたコップで水をあげているのと同じです。水道管も貯水槽と同様、日々汚れていきますので、定期的にクリーニングすることこそ、子供たちや大切な人を守ることになります。

水道管のクリーニングは「JAB工法」で!

「飲料水を運ぶ水道管だから安全な方法で洗浄したい。また、定期的に水道管をクリーニングするのだから、費用が安く工期も短い方がいい」といったご希望に応えるのがこのJAB工法「Jet Air Bubble」です。

「JAB工法」とは、コンピュータ制御された圧縮空気を断続的に通水状態の水道管内に打ち込むことにより、高速流体を発生させ、その衝撃力と流体通過時に起こる壁面への負圧効果、更に泡が弾ける力を併用する洗浄工法です。従来の圧縮空気による給水管洗浄工法とは大きく異なる点は、コンピュータ制御、この点にあります。単調なワンパターンで圧縮空気を打ち込むのではなく、不規則で多様なパルスパターンをコンピュータ制御して打ち込むことにより格段に洗浄能力を高めることができました。
これにより一般住宅から公共施設等比較的大きな建物までの洗浄を可能にし、洗浄時間も従来のものより大幅に短縮されました。

洗浄手順
手順1

JAB工法の洗浄機本体は車の荷台に収納できるコンパクトサイズ。
エアーホースと電源コードのみを伸ばし、作業スペースは取りません。騒音も少なく静かな施工です。

手順2

圧縮空気を打ち込む所(打込口)を設けます。
大がかりな準備は一切必要なく10分もあれば打込口が設置できます。
打込口設置時だけ水が出なくなります。

手順3

洗浄する蛇口を全開にし、コントロールをスタート。
コンピュータ制御された圧縮空気が打ち込まれます。打ち込みを止めれば直ぐに飲用できる水に戻ります。

手順4

打ち込まれた圧縮空気によって、管内の汚れを吐き出します。
ツヤのある透明な水になるまで洗浄し、同様に次の蛇口へと順次洗っていきます。

施工風景
  • 打込口設置作業

  • 洗浄機械セット作業

  • 洗面所シャワー水栓部処理作業

  • 浴室混合水栓部処理作業

  • 台所シングルレバー部処理作業

  • 台所洗浄作業

JAB工法の特徴
①安心・安全

・薬品等使用しないので、人体や環境にも影響を与えません。

・万一、洗浄中に水を使用しても、人体に影響はありません。
薬品やオゾン等は一切使用せず、無害の圧縮空気(泡)の力で洗浄するので人体にも環境にも安心・安全です。その為、大切なお子様を預かっている保育所、幼稚園、小中学校、給食施設やお年寄りの福祉施設など安心して施工頂けます。また、圧縮空気の打ち込み止めれば、すぐに飲用して頂ける水に戻ります。
汚れが落ちると配管内の塩素濃度も保つことができるので、一般細菌など菌類の繁殖を防ぎます。

②簡単・安い

・工事が簡単で費用が安価です。

・建物や壁を壊すこともないので、補修工事費もかかりません。
施工は蛇口をひねり、水を出すだけ。洗浄時間が短いので日常生活への影響が最小限で済みます。1栓を洗浄するのに約5分程度で済みます。建物や壁を壊すことなく美観を損ねません。
配管交換は工期も長く、費用も高い工事になりますが、JAB工法では工期も短く、他工法よりも安価です。衣類のクリーニングのように定期的な洗浄に最適な工法です。

③あらゆる建物が対象

・給水方式(直結給水方式・高架水槽給水方式・加圧給水方式)を問いません。

・戸建て住宅からビル・マンション、もちろん一部屋のみや一系統だけという部分洗浄も可能です。

JAB工法の市場性
こんな場面でも対応し、活躍しています!
  • 水質には気を配らなくてはならない学校・給食室・保育所・老人福祉などの水質保全として
  • 家や建物を新築した際の配管の切削くずや油脂分の洗浄として
  • 不動産の賃貸物件などで新しく入居される際のクリーニングとして
  • 直ぐに赤水を止めなくてはならない場合の応急対策として
  • 鉄管だけではなく、塩ビ管などを使用している住宅の配管クリーニングとして
  • 管の延命を考えた紡績機器を取り付ける前のクリーニングとして
  • ぬめり系成分などの付着する温泉管洗浄として
  • 空調配管や冷却配管など錆による流量低下の際の洗浄として
  • 地下水によるマンガン等の閉塞、流量低下の際の洗浄として
  • 薬品循環洗浄のエアレーション効果として(JAB工法を併用)

JAB洗浄の実証と効果
測定項目 基準値 洗浄前 洗浄中 洗浄後
鉄分 0.3mg/L以下 0.72 × 37.5 × 0.01
一般細菌 100個/mL以下 0 510 × 0
大腸菌 検出されないこと 陰性 陽性 × 陰性
色度 5度以下 9.4 × 10 × 0.8
濁度 2度以下 1.5 47 × 0.2
残留塩素 遊離0.1mg/L以上 0 × 0.1 0.2

このデータは某小学校の水質データです。洗浄前とは夏休みが始まり、1ヶ月程度経過した初流水の値のため、鉄分や色度が大幅に基準値をオーバーし、消毒としての残留塩素も0になっていました。
洗浄後は、どの項目も水質基準をクリアしています。定期的な水道管のクリーニングで水質保全を心がけ、安心・安全な水を大切なお子様に提供しましょう!

まだ建物が新しいので、JAB洗浄をする必要はないかと思いますがどうですか?
最近は水環境の悪化や送られる水道管の距離が長くなってきたことにより、消毒薬品として使用される塩素などの量が増加し、サビの進行度が早くなっています。また、水道管内部は想像以上に水アカや流れサビなどで汚れています。この為、新築後3年しか経過していないのに、赤水が発生したマンションや水道管の中が汚れていたために水質基準をクリアできなかったビルなどもあります。従って、新築の状態から定期的なJAB洗浄を施した方が効果的といえます。

我が家は新築なのですが、蛇口からたまに何か出てくることがあります…。
新築後よく見受けられるのが、配管をつなぐ際に使用した接着剤やシールテープなどのカスが蛇口から出てくることです。こうした状況は新築後、半年~1年後くらいに見られることがあり、ひどい場合には蛇口がこうしたカスで詰まったりすることもあります。ねずみ色をしているカスはシール剤で白色をしているのが接着剤やシールテープです。JAB洗浄を行うとこうしたカスも取り除くことができますので、お困りの場合はご相談ください。

見た目も透明だし、まだまだ水はきれいなのですが…。
蛇口から赤水が出てくるような場合は、サビが相当進行し、給水管としてはかなりの重症の腐食状況です。このようにならなくても、サビや配管の汚れ、いわゆる水アカが水道水中に溶け出しています。従って透明に見える場合でも水道管内部をクリーニングすることによって、より綺麗な水にすることができます。現在、学校や老人施設等のように水質が重要視されるような施設の場合には、定期的なJAB洗浄を行うことにより水質の維持、保全を行っているところもあります。

一軒家なので、鉄管ではないから錆に心配はないと思いますが…。
一軒家の場合の配管ですが、現在新しく建てられる家の多くは硬質塩化ビニール配管(塩ビ管)やサヤ管ヘッダー方式のモリブデン管(樹脂管)などを利用し、錆びる心配のない配管が使用されていますが、地域によってはまだまだ鉄管を使用されていたり、築年数が古い場合は、同じく鉄管を使用している場合があります。塩ビ管や樹脂管の場合にはサビによる赤水の発生はありませんが、いわゆる水アカ成分が付着します。また、井戸水を利用しているところではマンガン等は付着し、流量の低下を引き起こしています。少しでも水アカなどをJAB洗浄により除去することにより、大変効果的に、より快適な水環境とすることができます。

圧縮空気の圧力で配管が破損したり、漏水はしないのですか?
洗浄の際に配管にかかる圧力は、水道の圧力プラスほぼ1平方センチ当たり約2kgです。これは皆さまのご家庭に配水される水道の圧力と同じか、それよりも低いくらいがアップしていることになります。また、皆様のご家庭まで敷かれている水道管は1平方センチ当たり5~10kgの水圧に耐えられるようにされています。そして、洗浄工事の際には空気を送り込む場所の他に汚れ水を出すために最低1箇所以上の蛇口を開いています。ですから基本的に圧縮空気を送ることで配管が破損し漏水することはありません。ですが、本当に老朽化している配管では極まれに配管が破れることはございます。大抵その敗れた部分をみると既に涙漏れ程度の漏水があった痕跡が見られたりしますので、逆に漏水が見つかって喜ばれる方もいます。尚、工事開始前には、量水器により水漏れがないどう確認をしてから工事を行い、漏水していると認められるような場合には工事は行いません。

小さな子供がいるので、薬品などは使いたくないのですが…。
JAB洗浄で使うのは送られてくる水と圧縮空気のみです。JAB洗浄の一番の特長でもある薬品などは一切使用しませんので、作業中はもちろん作業後も人体や環境に影響を与えることはありません。また、薬品洗浄などと違って配管内の薬品を洗い出す必要がないので、工事終了後はすぐにお水を使うことができます。

いま現在、赤水が出て困っています。
JAB洗浄により、赤水の原因となる赤錆の柔らかい部分を落とします。あくまでも応急処置となりますが、洗浄することにより、顕著な赤水は治まります。JAB洗浄はあくまでもクリーニングであり、恒久処置とは異なりますので、最終的には恒久処置が必要になります。

蛇口から錆粒のようなものが出て、お風呂の底や洗面器などに黒いカスが残ることがあります。
配管の腐食が進行してくるとよく見られる現象の1つです。これは配管内にできた錆コブが水の流れによって少しづつ剥がれ落ちてくることにより起こるものです。最終的な問題の解決には恒久対策が必要になりますが、錆コブが多い場合には、一度JAB洗浄を行って錆をある程度落としてしまえば改善を図ることはできます。

実際に費用はどのくらいかかるのですか?
一軒家の場合とマンション・アパートなどの集合住宅、あるいは事務所ビル、大型施設などによっても変わってきます。比較的な大きな施設は配管の距離や水栓の数によりお見積りをしております。1つの目安として、一般住宅であれば40,000~60,000円、集合住宅の場合であれば、1世帯当たり35,000~45,000円×世帯数、事務所ビルなどの場合は、1フロア当たり70,000~100,000円くらいが目安になります。尚、詳しいお見積りは無料ですので、お電話でもFAXでも、またこのホームページのお問い合わせからでも結構です。どうぞお気軽にお問い合わせください。弊社ではお客様に納得頂いてから工事施工させて頂いておりますので、ご安心ください。

マンションに住んでいるのですが、1世帯でもできますか?
はい、大丈夫です。マンションなどの集合住宅の場合、建物全体でJAB洗浄を行うには理事会や総会での決議が必要なことが多いですよね。このような場合でもJAB洗浄は1部屋単位での施工が可能です。1軒でももちろん、気の合うお隣・ご近所さま同士で2軒だけ、3軒だけという施工も可能ですので、マンションにお住まいの方でお困りの方はどうぞお気軽にお問い合わせ下さい。

実際にJAB洗浄って、どのくらいの時間がかかるのですか?
配管の汚れ具合にもよりますが、洗浄にかかる時間はおおむね1~2時間くらいです。このほかに洗浄する前の準備作業などがありますので、マンションの1世帯などの場合でおおよそ2~2.5時間程度、一戸建てのお宅の場合は約3時間で程度というのが目安です。尚、弊社では時間で洗浄を行うのでなく、汚れが落ちていわゆる「水につやが出る」状態になってはじめて洗浄完了となりますので「作業時間が長くなったから金額が高くなる」ということはありません。

洗浄をしている間はずっとトイレをガマンしなければなりませんか?
いいえ、全くお水使用できないのは洗浄前と洗浄後に給水バルブを閉めて圧縮空気の打込口を取付、取外しする15分程度です。これ以外はお水を流しながら洗浄していますので、機械を一旦停止すれば通常どおりのお水が使用できますので、トイレなどの場合はガマンせず、ご遠慮なく声をおかけ下さい。但し、洗浄作業完了までは汚れ水が回りますので、「洗濯をしながら洗浄をする」「台所を使いながら洗浄する」ということはできませんので、あしからずご了承ください。

工事中の音って、うるさくないですか?
ほとんど音がしません。というのも基本的にお宅の中に音の発生する機械が入ることがないからです。ですから室内では普段のお水を使うときのようなバシャバシャする音が出るくらいです。これまでも騒音による苦情は一切ございません。ちなみに機械本体から出る音は45デシベルで、これは小さな事務所で人が生活するときに出る音と同じくらいの小さな音です。

実際に工事が終わって不具合ってないんですか?
洗浄を行う際に、錆による詰まりを防止するために水栓金具の種類によっては器具自体を外させてもらうことがありますが、弊社では一度外した器具を戻す際には、パッキン類は全て新品に交換しております。また、トイレのウォシュレット、お湯が出るかどうかなども洗浄終了後に動作確認を必ず行うなど、不具合が起こらないように細心の注意を払って作業をさせて頂いております。ちなみに万が一問題が発生したとしても、設備関係は得意分野ですので、迅速丁寧に対応することが可能です。